治したい赤面症、その奥底に渦巻く心理

赤面症。

その1言では説明できないとぐろを巻くような悩みが分からない人からすれば「なんだそんなことぐらい」と思うかもしれません。

ですが赤面症に悩む本人からすれば実は結構深刻です。

そして「そんなこと」に悩んでいる自分に対しても憂鬱だったりするのです。

「だったら悩まなければいいじゃん」なんですがそれがやめられないのが赤面症、いや赤面恐怖症といいます。

一刻も早く治したい「赤面症」、その奥底に渦巻いている心理を紐解いてみましょう。

赤面症とは

ここではまず、赤面症とは一体何なのか?ということについておさらいしておきたいとおもいます。

改めて説明する必要もないかも知れませんがポイントを確認するのと同時に、かつ赤面症の人には次の2パターンの人に分けられるという形で要約しておきます。

以下の通りです。

  1. 人と会話するとき、あるいは人前で喋るときに顔が赤くなってしまう。
  2. 人と会話するとき、あるいは人前でしゃべるときに顔が赤くなることを恐れる。

上記の2項目は同じもののようではありますが、厳密には少し区別して考えなければなりません。

以下でその区別を明らかにしておきます。

1.人と会話するとき、あるいは人前で喋るときに顔が赤くなってしまう。

これが一般的な赤面症のことです。

赤面するだけのことなら本来は何の問題もないはずです。

そうです。赤面症状自体には何の問題もないのです。

では何が問題か。赤面症の人についてもう一段階切り込んで考えてみます。

それは赤面症の人の中にも、

「自分の赤面症状を気にしていない人」

「自分の赤面症を気にしている人」

この2パターンの人に分けられるということです。

これが上記項目でいうところの、

  1. 人と会話するとき、あるいは人前で喋るときに顔が赤くなってしまう。
  2. 人と会話するとき、あるいは人前でしゃべるときに顔が赤くなることを恐れる。

ということになります。

つまり前者は、自分がよく赤面することを自覚している、あるいはしていないにせよ、いずれにしても自身の中に「赤面症」に対する問題概念はありません。

問題概念がないのですから、赤面症の人自体は何の問題もありませんし、この記事では焦点にしていません。

では後者はどうでしょうか。後者は自分がよく赤面することを自覚しており、自身の中に「赤面症」に対する問題概念があります。

問題概念、それは具体的には赤面症に対する「恐れ」を持っているということです。

「赤面症に対する恐れを持っている人」すなわちこれを「赤面恐怖症」と定義することができます。

これが上記項目でいうところの2番ということです。

ここでお伝えしたいのは、上記項目の「1は2を含むが、2は1を含まない」です。

赤面症の真の問題とは、実は「赤面症」そのものではなくて赤面に恐怖心を抱く「赤面恐怖症」の中にあるのです。

2.人と会話するとき、あるいは人前でしゃべるときに顔が赤くなることを恐れる。

さて、赤面症の真の問題とは、前述の通り「赤面に対する恐怖」を持つ、赤面恐怖症に存在しています。

この赤面恐怖症というのは、過去に自分が赤面した経験があり、そこに不都合が生じるなどして、何らかの原因によってその赤面経験がトラウマ化し、未来の赤面経験に対しても強い恐怖心を抱いている状態ということができます。

赤面恐怖症に至るまでの共通であると考えられる流れとしては

  1. 自分の赤面を他人に指摘された経験
  2. 指摘された経験が、自分の中で赤面に対する意識を向けさせる
  3. 「これって変なのかな」「おかしいことなのかな」と考え始める
  4. いつの間にか自分が赤面している姿を見られることは「恥ずかしい事」という意識にすり替わる
  5. 赤面を恐れ始める
  6. 赤面することを恐れ、コミュニケーションも上手くとれなくなり対人関係が苦手になる
  7. 自身がなくなる
  8. 赤面する
  9. 1~8を延々と辿る無限ループへ

一旦このループにはまってしまうと、本人の力だけではなかなか抜け出せない地獄のような生活になってしまいます。

これは分からない人からすれば「何をそんなバカげたことを気にして」となるかもしれません。

そのことを赤面恐怖症の人も少なからず理解していて、だからこそ誰にも相談することができなくて長期間苦しんでいるということが少なくありません、

それで赤面恐怖症の真の問題はここにとどまりません。

本人の中で、赤面に対する恐怖が肥大化するにつれて、日常生活や習慣に大きな変化が表れ始めます。

詳しく見ていきましょう。

(人間が恐怖心をもつとき、それがはたから見ればさほど恐怖を抱くに値しないものだとしても、恐怖を持つ人からすれば、そこに恐怖を抱くに値する何らかの根拠があり、故にその恐怖が真実であり、その恐怖の対象が実際の目では見えにくいものであればあるほど、その恐怖はむやみやたらに肥大化していきます。この場合は赤面することで人からの評価が最悪になるなど。実際はそんなことぐらいで人からの評価が最悪になることもありませんし、実際に評判が落ちたところで何の問題もないのですが、ここでは論点がズレるのでその話は一旦置いておきます。)


赤面症の奥底にある真の問題

例えば赤面恐怖症の人は、自身の赤面を自覚して恐怖し始めたとき、赤面することへの第一の対処法として、「自分が赤面するような状況を避ける」ようになります。

具体的には、

  • 通勤時や通学時など、他人と出くわす可能性のある時間、ルートを避けるようになる。
  • 他人との会話、複数人での議論での中、本当は伝えたいことがあっても発言を拒むようになる
  • 飲み会や遊びに誘われても断るようになる、仮に参加しても赤面のことばかりが気になって楽しむどころではなくなる
  • etc…

挙げ出したらきりがないのですが、こういった生活や習慣を続けている内に、交友関係は薄れて狭まり、仕事の業績やパフォーマンスは落ち、最悪の場合は会社や学校に行けなくなったり辞めてしまったりします。

仕事えお探すにも、なるだけ人との関わりが必要とされない仕事を選ぶなど、「やりたい」を基準にするのではなく、「赤面を避けたい」を基準にして人生の選択をするようになっていき、そうすることで人生の選択肢や自由度もどんどん狭まっていきます。

ここまできた段階で、最初はただの赤面症だったのが、赤面恐怖症になり、もはや対人恐怖症ともいえる状態になっていると言えます。

場合によっては、赤面を恐れるあまり人と会っただけで極度の緊張に陥り、まともに人の目も見られなくなり、会話もしどろもどろで「あがり症」などを併発するかも知れません。

そうなると見る見る自己評価も自己イメージも下がっていき、「自分は人とまともに会話をすることもできない」「不本意な人生を歩まざるを得ない」と自信などかけらもない状態で、赤面や対人に対する恐怖心も更に深めていきます。

やがてうつ状態にい陥り、引きこもりや社会復帰が難しくなるなどするパターンは決して珍しいことではないのです。

最初はただの赤面症だったのが、ここまでくるともはや人生単位でみたときの弊害は絶対的に大きいといえます。

これが赤面症の真の問題の核となる心理パターンなのです

赤面症に恐怖する心理パターンを理解して破壊する

さて、赤面症を治したいという人のために、この赤面恐怖症に陥るパターンをもう少し細かくみて、そのパターンを破壊する必要があるところいう所まで解説してみたいと思います。

さて、赤面恐怖症の人はどうして自身の赤面に恐怖するのでしょうか。

理由は簡単です。

「人に変に思われて恥ずかしい思いをしたくないから」です。

こういう前提を赤面恐怖症の人は心理として持っています。

そしてまだ見ぬ未来の赤面した自分を想定した選択、行動パターン、人生に陥っているのです。

実はここで前提が狂っているのですが、お分かりでしょうか。

赤面恐怖症の人は、この狂った前提を疑うことなく信じ込んでいます。

「赤面している姿を人に見られたら変に思われて恥ずかしい思いをする」という前提を。

ここで必要なのは、果たしてその前提にある考えは真実なのか?という問いかけです。

確かに、赤面症に悩む人が、赤面を人に見られることで「自分が恥ずかしい思いをする」という考えに至ったキッカケはあるのでしょう。

しかしそのキッカケによって生まれた認識、前提は「果たして本当なのか?」という問いかけをしてみたことがあるのでしょうか。

恐らく赤面症によって悩んでいる人のほとんどがそうではないでしょうし、ハッキリと申しますと、

その認識を持つに至ったキッカケがあるということと、その認識が正しいものであるかどうかは別の話です。

例えばあなたは過去に自分の赤面を指摘されたことがある、または指摘されたことはないけれども自身の赤面を自覚しています。

しかし、それを「恥ずかしいこと」「人には見られてはいけない」と決めたのは他でもない自分自身の心なのです。

仮にそれをからかわれた経験があったとしても、そのからかった人も実は赤面を本当に忌まわしむべきものとは考えておらず、単に「からかうこと自体が楽しい」からそのからかう1つのネタとして赤面を指摘したに過ぎないはずだと思います。

実際には人が赤面した人を見たところで大して何も思いません。

何か思われたとするならば、「緊張してるのかな?」「今恥ずかしいのかな?」ぐらいのもので、だからといってどうということもありません。

それを必要以上に恐れて、自身の赤面を「人に見られてはいけない」「人に見られては自分に不利益が生じる」と恐れている状態が赤面恐怖症です。

赤面症や赤面恐怖症を生じる詳しい原因は次の記事でアップしたいと思いますが、それを治したいという方はまず、大まかな心理パターンとしてこのような流れがあるということを知っておいて下さい。

赤面症を治したい方はまず陥っている自己の心理パターンを理解する必要があります。

その心理パターンが理解ができて、日々自分の心に生じる余計な思考や感情を俯瞰して見られるようになったら、少しづつその心理パターンを壊していく事で、あなたの治したい赤面症への恐怖は消えていきます。

まとめ

今回の記事では、赤面症の人が自分の赤面を見られる恐怖に陥って抜け出せなくなる心理パターンを見てみました。

一口に赤面症といっても、それを深刻に悩み恐れる赤面恐怖症の人にとっては、一度悪循環の無限ループにはまってしまえば人生単位での甚大な損害を被りかねません。

しかしその奥底にある心理パターンを1つづつ分解して理解すれば、治すことは決して難しいことではありません。

次回の記事では、その治したい赤面症、それに恐怖する赤面恐怖症に潜む心理パターンの更に細かい分解と理解、克服法までを考えてみましょう。

こちらの記事もご覧ください⇒心体の緊張、顔の赤面・・・原因は何?対処法が分からない・・・


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