自分の無能さに打ちひしがれて自分が嫌い、憎いと感じてしまう人への処方箋

またやってしまった。。分かってはいるのにどうして?

どうしていつも自分という奴はこうなんだ。。どうしていつも自分ばかりが。。

幾度となく繰り返される同じような失敗、慣れない(あるいは慣れているはずの)環境や人へ対しての適応のできなさ、人と同じようにやっているつもりでも、周囲に求められるスピードや質も一向に追いつきやしない。

何故?自分は他の誰よりもこんなに真面目に、そしてこんなに頑張っているのに、思うように結果も出せなければ、あらゆる事が人並みにさえ出来ないと落ち込む。

そんな無能な自分の姿を見て周囲の人は自分を嘲笑い蔑み、嫌い、憎み離れ去っていき、自分は誰からも相手にされない(と思い込んでいる)。。

ただでさえどうしようもなく自分を嫌いで、そして憎いと感じ、自信のかけらさえ失いそうだというのに、どうして運命は私をこんなにもいじめるのだろうか。

どんどん自分の見る世界は荒んでいき、憎しみの対象は「自分」を、次には自身の取り巻く環境を、親を、友人を、自分の五感に入り込んでくるあらゆる物事の情報、そして過去も未来も全てに広がって行く。

ここまで酷くないにはしても、自分の無能さ、不甲斐なさ、無価値観に打ちひしがれ、いくら努力すれど、容赦なく襲いかかってくる嫌悪感や絶望感に一体何をどうすればいいのか検討もつかず八方塞がりで、やり場のない思いと苦しみに身も心もボロボロ。

目まぐるしい程のスピードで変化を遂げていくこの時代に生きる現代人は、「日々生活する事に精一杯」と毎日を必死に、脱出口が見つからない負の感情の無限ループの中にもがき苦しみながら生活している方というのは非常に多いのではないかと憶測します。

今日の記事が「無能な自分」だと気づいた方に、そして「自分の無能さに打ちひしがれ、どうにも自分が嫌いで憎い」という感情に苦しんでいる方に向け、負の無限ループからの脱出方法と、自分の存在を認め肯定し、そして自分にとって快適で、解放的な人生へと導いて行く為の道筋となるヒントとなれば幸いです。

無能な自分が嫌い?Part1 どうして自分が無能なのか?

あなたは有能ですか?

この質問に心底自信を持ってYesと答えられる(日本)人はそうそういないんじゃないでしょうか。

逆にあなたは無能ですか?と尋ねられれば、本当は認めたくないながらも、多かれ少なかれ、ある一面もしくはあらゆる面において、それを「認めざるを得ない」と感じてしまう人のほうが多数ではないでしょうか?

あるいは無能だとまでは思わなくても、人に自慢できるような能力や才能なんか自分は持っていないと考えてしまう方の方が多数だと思います。

前者の場合だと、その人は数少ない最高の才能を持ち合わせたごく一握りの幸せ者です。

ここで述べた才能とは、その人の実際の何かの技量や発想的な才能があるかは別として、少なくとも自らがそう答えられるだけの肯定感を自分に持てるかどうかという意味での『才能』です。

ひとまずその話は置いておき、後者の質問の場合はどうでしょうか?

この問いに対して「自分は無能だ」と感じる人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

ただ、この問いに対しても大まかに分けて2つのパターンの人達が存在します。

その分かれ道とは、

「自分の無能さを受け入れて、それでも努力して幸せになる人」と「その事実に落胆して不幸になる人」の違いです。

この記事を読んでいるほとんどの人達は、自分を「無能」だと感じ、それほど無能だとは思わないにしても多かれ少なかれ自分の「出来なさ」を感じているからこそこの記事を読んで頂いているのだと思いますが、あなたはその中の「幸せ」になる人でしょうか?それとも「不幸」になる人でしょうか?

あなたが「幸せ」になるタイプの人であれば、現時点で不満はあったとしても、まず健全な社会生活が送れている人のはずです。

ですが、あなたが「不幸」になるタイプの人であれば、自己疑心に満ち不甲斐なさと絶望感でどうしようもなく、今の所なんとか社会生活は送れていても、日常に満足感もなく苦しみながら助けを必要としているんじゃないでしょうか?

本当に自己肯定感が低く、自分を嫌い、憎しみを感じている人は、再起不能になって家から一歩も外に出られなくなったり、最悪の場合は計画的にも突発的にも自殺してしまう。

という事が日本全国レベルで見れば日常茶飯事で起こっているのがこの世の現状です。

このように「心の問題」というのは、時に自分にも周囲の人にも深刻なダメージや状況を作りあげてしまうという、実にナイーブで重要な課題だと考えています。

前置きが長くなりましたが、今回は特に先の分かれ道の「不幸になる人」のパターンである人達にとって最良の処方箋となる記事を残したいと思います。

ではここで、「自分は無能だ」もしくは「自分には大した能力はない」と感じても、それをあるがままに受け入れて幸せでいられる人がいる一方で、その事実に落胆して自分を嫌い、憎いと感じて不幸になってしまう人がいるのはどうしてなのか?という事について考えてみたいと思います。

『思い込み』が持つ現実を作るパワー

まず結論から申しますと、不幸になってしまう人は自分が有能だろうと無能だろうと、不幸になってしまう可能性が高いです。

もっと言いますと、不幸になってしまう人は、本当はすごい能力を内に秘めているのにも関わらず「自分は無能だ」と「思い込んでいるだけ」である事が非常に多いです。

その「思い込んでいるだけ」というのが重要で、不幸になる人というのはその思い込みのせいで、実際に自他共に認める「無能(のよう)になってしまっている」という場合がほとんどです。

世の中には人類上でもズバ抜けてすごい人達もいますから、プロゴルフ男子ツアー世界最年少優勝者の石川遼選手のような、誰がどう見ても圧倒的能力を持っているのにも関わらず、自身は「自分の能力を一度も認めた事がない」という天才と言わざるを得ないような方も居ますが、これは特別中の特別だと言えます。

自分を無能に感じて、彼並にストイックに努力を怠る事なく成果を上げていけるのであれば、それはそれでいいですが、今その話は本題ではないのでこれも置いておきます。

「自分は無能だ」と感じていても、周囲の人は別にそんな事思っておらず、むしろ普段は口や態度で伝えてくる事はなくても、側から見れば立派な実績を出す人という評価を得ているなんてパターンは案外多いです。

それよりも、一番厄介で本人も自尊心を失ってしまうのが、「自分は無能だ」と思い込んでしまう事によって、実際に無能(のよう)な人に変貌を遂げてしまうパターンです。このパターンの場合、実際に周囲の人達にも「無能な人」という認識でみなされてしまう場合があります。

実際に本人が一番歯痒くて自尊心もズタズタになってしまうパターンはこれだと思います。

その証明として、この「思い込み」によって人間の能力へどのように影響を与えるのかシュミレーションしてみましょう。

人間の思い込みは、見事にその現実を完成させる

あなたの足元の床の上には幅20cmの長くまっすぐに伸びる細長い板が敷いてあるとします。

あなたがその板を渡ろうと思えば、難なく渡れるはずです。

ところが今度は、高層ビルとビルの間にその同じ板をかけて橋を作ったとします。

その橋の上を渡ろうとすれば、ほぼ全ての人が、「無理だ、出来ない」と感じることでしょう。

この橋の上を渡ろうとしたときにあなたの頭の中でイメージした橋から落ちるイメージは、あなたを恐怖で支配し、仮に実際に渡ろうと数歩も進めばあなたの足はすくんで震え、全身のバランスを崩し、高所から落下する絵です。

その場であなたのイメージした映像が脳内を支配した瞬間、実際にそれは現実のものとなります。

とにかく、ここで私が言いたいのは「自分は無能だ」という認識が導く結果についてです。正にその思い込みによって実際に「無能『のような』人間になってしまう」という事実があるということをまず分かって頂ければと思います。

あなたがそのように思い込んでしまうようになってしまった理由やプロセスは何かしらあるのでしょうが、いかなる理由やプロセスであれ、そんな取るに足らない根拠は捨ててしまいましょうという話です。

どうしてあなたが無能なのか?これは本当に単純すぎる答えで面白くないかも知れませんが、その答えは「あなたがそのように『思い込んでいる』から」としか言いようがありません。

何故そう断言できるのか?それはこの先を読み進めていくことで紐解かれていきます。あなたが無能さから解放される為に、最終的にしなければならない事は、その「思い込みを捨てる」という事だと覚えておいて下さい。

その内容については、最後の章でまたもう少し詳しく述べたいと思います。

無能な自分が嫌い?Part2 どうして自分が嫌いなのか?

もしもあなたが自分の事が嫌いで、憎いという感情に支配されてしょうがない、自分の無能さゆえ価値を感じる事が出来ずに苦しんでいるとすれば一体その理由はどうしてなのでしょうか?

  • 自分には何の才能もなく無能で役立たずだ
  • 分かってはいるのに何故かいつも同じ失敗を繰り返してしまい自己嫌悪に陥る
  • 誰も自分の事を気にかけてくれない
  • 自分ばかりがいつも損をしているように感じる
  • 容姿に自信が持てずに他人の目がとても恐くて、人前で、人の輪のなかで堂々と安心して過ごす事が出来ない
  • etc…

そして「そんな自分がどうしようもなく嫌いで憎い、、」

その思考は追い打ちをかけるかのように「自分を嫌いな自分が嫌いで、自分が憎いという感情が更に憎い、、」という感情を増幅させます。

このようにネガティブな感情を増幅させてしまう人というのは、「嫌い、憎い」というようなネガティブな感情を、それを感じるべきでない、存在するべきでないものとして極端に敬遠してしまう傾向があります。

分かりやすくいうと、「嫌い、憎い」という感情はあっていいのです。いやむしろあることが健全だとさえ言えます。

ハッキリ言って、自分に対して「嫌い、憎い」という感情を1ミリも抱いていない人なんて存在しないと思います。

誰もがその自己嫌悪感と多かれ少なかれ向き合っているはずです。

「好き嫌い」という言葉があるように、人間の感情には例えばポジティブな「好き」という感情単体だけで存在することはできません。

「好き」という感情が人間の中に存在するのであれば、その対となる「嫌い、憎い」というネガティブな感情が必ずセットになって存在しています。

「好き嫌い」という感情は誰しも何か特定の物事や人に対して必ず持っているものでしょう。

その対象が自分に向いたとて構わないのです。

それが自然なことですから、ネガティブな「嫌い、憎い」という感情の存在を認めてみる。しょうがないと割り切ってみるのです。

それが自分嫌いから脱出する上で重要なステップになるはずです。

それから徐々に自分を「嫌い、憎い」と感じる頻度と割合を減らしていけばいいのですから。

ここで更に「自分を無能だと信じ、自分を嫌い、憎いと感じてしまう」という部分に深くフォーカスして掘り下げてみましょう。

なぜあなたは、能力がない、あるいは低いと感じ、そしてなぜ無能である自分を嫌い憎いと感じてしまうのでしょうか。

まず1つにざっくりの述べますと、マズローの5段階欲求説が特に有名ですが、人類が本能として共通して持っている

周囲の人からの承認欲求や「世にに自分の能力で価値貢献して、世のため人のために役に立ちたい」という社会的欲求が『満たされない』と感じるからでしょう。

その満たされたい欲求を満たすために社会へ貢献する能力を持っていない、すなわち無能な自分が嫌いで憎いとなるので。また、人間の持つ根源的な欲求として、「周囲、はたまたは自分からの「承認『欲求の不満』」はどのようなものでしょうか。

この承認欲求の満足感というのは、「自分の存在が周囲に許し認められ、『自分は存在していていいんだ、生きていていいんだ』」という実感のその人の中にもたらします。

反対にこの承認欲求が満たされないと、人は自分の存在そのものに対してさえ罪悪感さえ覚えてしまうことがあります。

このように罪悪感を覚えてしまうと、人前でビクビクとしてしまうようなメンタリティを持ち、自信を持って振る舞う事ができなくなり、自信がなくてビクビクしているために、その人がやることなすこと何をやっても全てが裏目にでてしまい、更に自信をなくして自己嫌悪に陥り、自分の事を「無能だ、嫌い、憎い」と感じてしまうという負のループに陥ってしまいます。

本当は無能だろうがなんだろうが、劣等感を感じることなく自分に自信と愛情を抱き、周囲の承認を得て生きる事はできるのですが、無能な自分を嫌い、憎んでしまう人というのは、どうにも無能な自分を許すことができなくて、また自分に能力がなければ、周囲からの承認は得られないと信じ込んでしまっています。

正にこの強固な思い込みこそが無能な自分から脱出できない大きな原因の1つでもあります。

思いこみとは『認知のズレ』。ズレた認知で見た世界の歪みと、そこから作られる自分自身

例えば極端に人の目が恐くて、自分を責めてばかりで自信をなくし、自分の無能さや無価値観に苦しめられている人全てに共通して言えることがあります。それは、

その苦痛とは「実際の真実とあなたの頭の中の真実に対する『認識のズレ』から生じている」ということです。

これを聞いたあなたは、「いや、ズレなんかない、事実私は無能で役立たずであるからそのように認識しているんだ!」と反論されるかもしれません。

その長年にわたって培われてきた、自分を無能で無価値だと感じる絶対的とも言える強い確信こそが、真実を見る目にモヤをかけ実際の真実との『認識のズレ』に気づけなくさせる原因なのです。

この真実に対する認識のズレというのは、実は全ての人が持っていて、そしてそのズレを完全に0にすることも不可能でしょう。

当たり前ですが、あらゆる出来事や人、また自分自身に対して寸分の狂いもなく全てを正しく認識できる人なんていませんよね?

ただこの認識のズレが大きくなればなるほどに、日常の生活や人間関係において、更に言うと自分の人生や気分、感情に支障をきたしてくるという事です。

俗に「勘違い野郎」と呼ばれる人がいますが、こういった人のパターンであれば、「自分を過信する」という方向に認識のズレを起こしていると言えるかもしれません。

もっとも、その人もそれはそれで幸せ者なのかもしれませんが、たいていこのような人というのは、知らず知らずのうちにし周囲に迷惑な行動を常習的にしてしまっている事がほとんどなので、それが後にトラブルや事故を招く危険性を孕んでいると考えると、やはりこれはこれで問題なのです。

この記事読んで下さっている方のほとんどは、自分を否定的に捉えてしまうという方向に認識のズレを起こしているという場合が多いでしょうから、もう少しこの事を掘り下げて考えてみましょう。

自分を否定的に捉えて、無能化してしまうようになった経緯は様々なパターンが考えられますが、その中の代表的なもののもう1つに「他人から否定的な言葉をかけられて、その言葉を信じてしまった」というパターンです。

ここで、全ての人には「認識のズレがある」という事実を思い出してみましょう。

かのアインシュタインはこんな言葉を残しています。

「その人そのものも姿と、他人がどうその人をとらえているか、あるいは少なくとも、どうとらえていると口に出しているかとの間には、あまりにも大きな隔たりがある」

いかがでしょうか?

更に言いますと、その人が放った言葉の真意と、あなたがその言葉を聞いてどう捉えたかとの間にも、隔たりがある可能性さえある訳です。

『隔たりがある』=『ズレがある』です。


これが仮に本当だとすると、人間の発する言葉やそれを受け止める認識の中には、あてにならない情報がふんだんに盛り込まれているということになります。

だからと言って人間の言葉がアテにならないと言っているのではありません。正しい情報に加えて、間違った情報も多く含んでいるということです。

ですから、人に左右されやすいという方はまず、「ひとの意見は『聞くもの』であって振り回されるものではない」という事を念頭に置いてみましょう。

それと同時に自分の中に、自分に対する深いな考えが浮かんできたら、実際にそこにある真実と自分の抱いている認識にズレがないか「本当だろうか?」と疑ってみる。

「もしそれが本当だとしたら何が問題なのか?」というところまで掘り下げることができれば尚いいです。

これは紙に書きながら行う事で更に自分の思考を見つめやすくなりますし、そこに自分の認識のズレが発見できれば自然と不快な考えと感情は消滅していきます。

冷静で客観的な視点で眺めてみるのです。

この章では「人には誰しも『認識のズレ』が存在し、故に他人の意見は『聞くもの』であり振り回されるということは非合理的である」という事実と、認識のズレを解消すれば「無能だろうがなんだろうが、自分に誇りを持ち、周囲の承認を得て生きて行ける」という事実を納得はできなくてもまずここで知って頂ければ幸いです。

無能な自分では生きていく事ができないという『認識の誤り』を解消する必要があるわけです。

1POINT
この「認識のズレ」を解消することで、うつ病や神経症の改善を試みる方法として用いられている「認知療法」という治療法について詳しく書かれた書籍も紹介しておきます。生きていく上で生じる、あらゆるタイプの心の障壁や葛藤をいかに解消していくか?といった実践的な内容が事細かに説明された、非常に一読の価値ある内容の本です。

無能なあなたから脱出する方法

ここで再びアインシュタイン(アインシュタインの言葉ではないなどの諸説もありますが)の言葉を一つ引用してみましょう。

「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったたら、魚は一生『自分はダメだ』と信じて生きることになるだろう。」

この言葉を聞いてどう思われたでしょうか。

「うなずけるような。。」あるいは完全に「??」状態に思われた方もいるかも知れませんが、皆さん一番気になる箇所は

『誰もが天才だ』

この箇所なのではないでしょうか?

私独自の見解でこのキーワード部分を解釈してみると、

「本来人間には誰しも同じだけの能力が備わっている。しかしその後の生活環境、生き方によってその能力の開発引き出され方が変わってくる。」

元々の言葉の真意がこの私の見解に一致しているかどうかは定かではないですが、私はこのキーワード部分を見て直感的にそのように考えました。

なぜそのように考えたのか、その根拠を少し説明してみましょう。

随分前に読んだ文献ですが、そこに書かれた人間の能力に関する研究内容にはこのような内容が書かれていました。

「ある生まれたばかりの赤ちゃんを、日常的に5ヶ国語を喋る人達の家庭の中で育てると、その子供は見事5ヶ国語の言葉を習得し、それらの言葉を使って会話ができるようになった。」

どうですか?もしこれが本当ならば驚きではないでしょうか。

でも考えてみると当たり前のことのようにも思えます。

私たちは言葉を覚えて喋る事ができるようになる時、必死に「言葉を覚えて喋る事ができるようにならなきゃ!!」なんて意識していましたか?

そうではないですよね。物心がついた頃、気が付いたら言葉を喋れるようになっていたはずです。

大半の日本人が、日常的に日本語が交わされる空間の中で過ごしてきたことにより、その言語を習得してきたはずです。

もしあなたが生まれてすぐに、英語が日常的に交わされるアメリカ人家庭の中で育てられたとすれば、日本人としてのあなたそのままの生命体であっても、気付いたころには難なく英語を習得し、その言語を使って読み、書き、聞く、話すという能力が身に付いていたはずです。

これが2ヶ国語だろうが3ヶ国語だろうが5ヶ国語だろうが何も変わらないということです。

このように考えると先にあげた文献の内容も少しは納得して頂けたのではないでしょうか。

これが大人になった途端に、新たに英語でもなんでも、第二母国語を習得するのに膨大な時間と努力を要することになるか、「わたしには出来ない」とあきらめてしまうか、ということになるわけです。

不思議じゃないですか?

中高生や大人になってから、英語の勉強を始めたが難しくて諦めたという人はいても、自身の成長段階で「日本語の習得が難しいか諦めた」なんて人は普通いませんよね?

言葉の使い方が下手だとか、ボキャブラリーが少ないなどという事はあったにしても、日本語の読み、書き、聞く、話すなどの基本的な能力は一応備わっているはずです。

言葉に限った話ではなく、大人になるにつれて新たな能力や技術が難しくなるというのは、なんともおかしな話ではないでしょうか?

一説には乳幼児や小児期と比較しての脳細胞の減少などがその理由の1つとしてあげられますが、近年の脳科学の研究では能は生涯を通して成長を続けるということが分かってきているそうで、脳は使い方次第でその細胞数も増やし続ける事が判明しているのです。

ここでそのことについて解説しだすと膨大な長さの記事になってしまうのでここでは割愛しますが、例えば「私はもう歳だから」とか「それをやるにはもう遅いなどと考えてしまう事こそがあなたの脳細胞の数を減少、そして能を委縮せせ、あなた自身を老化の一途へと追い込み、よりあなたを無能な人への道へ誘うのです。

まだまだ若い、例えば10代の方であっても「自分にはできない」とか「そういうタイプではないから」とどんどん挑戦することを避け、脳に刺激を与える事を辞めてしまうと50代60代の脳になってしまいます。

反対に50代や60代の方であっても、正しい脳みその使い方をして、脳に適度な刺激を与え続ける事によって10代や20代と変わらない程の若々しい脳をキープする事が出来ます。

話を本題に戻しまして、あなたはその脳みそを活性化して脳細胞を増やして、乳幼児や小児期並みの吸収力と開発力を取り戻す事ができるのです。

「無能な自分から解放されるために」やらなければならない事とは一体何なのでしょう?

それはズバリ「潜在意識を活用した自己イメージの改革」です。

この潜在意識という言葉について、軽く耳にはしたことがある程度の方でも、全く知らないという方もおられるでしょう。

とにかくこの潜在意識、即ち人間の脳みそには恐ろしいほどその人を取り巻く環境と現実に影響を及ぼし、変えてしまう力を持っているという事をあなたにハッキリとお伝えしておきたいのです。

次に自己イメージ、またはセルフイメージとも呼ばれるものについてですが、これはこの言葉通り「自分が自分をどのようにイメージし、捉えているか」ということです。

例えば自分に対して「私は勉強ができるorできない」とか「私はスポーツができるorできない」など、皆さんいい事も悪い事も様々なイメージをお持ちでしょうが、ここでまた1つ重要な事実をお伝えしましょう。

「自分の人生は、自身が抱いているセルフイメージ通りのものにしかならない」

そう、自身が抱いているセルフイメージこそがあなたの人生そのものであり、あなたの人生はそのセルフイメージ以上にも以下にもならないのです。

あなたの人生は、あなたの思考そのものなのです。

これは衝撃的な事実でしょう。

軽くショックを覚えた方も少なくないはずです。

あなたが自身に対して「無能だ」とのセルフイメージを持っていれば、その頭の中のイメージは現実の世界へ強力に作用し、実際のあなたを無能な人間として振る舞わせます。

セルフイメージとしてあなたの考えたことや感じたことを漏れなく刻印し、貯蔵されていく記憶装置、それこそが「潜在意識」なのです。

そして実はあなたの日常の中での行動指針や、下す決定などは全て、この潜在意識の中に記憶されたデータをもとに決められているのです。

つまりあなたの生活、人生というのはこの潜在意識に操縦されているようなものなのです。

だからこそ、その「セルフイメージを書き換えて改革しよう」と言っているのです。その結果、あなたの人生が改革されるのです。

むしろ筆者は、人生を変えたければ、セルフイメージを書き換えるしかないとさえ本気で思っています。

1POINT
潜在意識に働きかけることで自己改革を行い、人生を変えるための「アファメーション技術」について詳しく解説された書籍も紹介しておきます。

最初の章で述べた「自分に対するネガティブな思い込みを捨てる作業」というのは、この「セルフイメージを改革する」ということに他なりません。

まずここで、極端に思考やセルフイメージが、強固にネガティブな情報に支配されてしまっていて、にっちもさっちもいかなくなっているという方は、「実際の真実を正しく認識する必要がある」ということについてお話します。

これはつまりどういうことか。

あなたが極端な自己嫌悪に陥り、自分を嫌い、憎いという感情で心が支配されているのであれば、あなたは自分の事を必要以上に無能で無価値だと信じ込み、責めすぎている可能性があります。

あまりに自責の念が強すぎると、本来上手くいくはずの自己実現も上手くいかなくなってしまうことがあるのです。

この線引きは抽象的で、ハッキリとしたボーダーラインがないのですが、もしあなたが「やりたい事や願望よりも、とにかくこの生き地獄のような毎日から解放されて楽になりたい」と、意識のフォーカスが苦しみからの解放の方に強くあたっているのであれば、あなたは必要以上に自分を責めて苦しんでいる可能性があります。

ですのであなたはまず、実際の「真実を正しく認識する必要」があるのです。

例えば自責の念が強すぎてあまりに心が苦しいとき、その人の心の中では『攻め』の感情である「やりたい事や願望」よりも『守り』の感情である「痛み、苦しみから解放されたい、逃れたい」のほうが強く反映されるからです。

これではなりたい状態ややりたい事さえ分からずに、つまり自分が目指すべき自己実現の方向が分からない為に、中途半端に「変わろうとしてみたけど、やっぱり変われない無能な自分に再び自己嫌悪、、」という負のループに引き戻されてしまう事になる可能性が非常に高いです。

ここであえて「中途半端」という言葉を使ったのは、人はなりたい状態ややりたい事が明確にハッキリしない所に情熱や愛を持って努力を続ける事は非常に難しいからです。

そうすると結局何も変われなかった自分に対して「無能だ、嫌い、憎い」と感じるのです。

ですからまずは「認知のズレ」をなくしましょうと言っているのです。

そうするとあなたの心は楽になって、思考に安らぎと柔軟性がうまれてきます。

そのときにあなたの心は、自分のなりたい状態ややりたい事、したい自己実現の方向性を勝手に見つけてきます。

これが無能な自分から抜け出すための、まず第一歩です。

ちなみに私の言っている、

「思い込みを捨てる」「認知のズレをなくす」「セルフイメージを書き換える」は全て同じ概念を含んでいますから、今の所、とりあえずこの3つの言葉を、大まかに同じ言葉だと捉えておいて下さい。

ではこの思い込みという呪縛から解放され、認知のズレを解消するには一体どうすればいいのでしょうか。

その方法はこちらの記事に詳しく解説してあります。「自分嫌いになる心理とその克服法

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、本当は何がしかの能力を秘めているのにも関わらず、あたなたを無能のような人間に追い込み、自分を嫌い憎ませているのか、その大きな原因の1つとなるものを解説してきました。

本当は、箇所箇所でもっと深く掘り下げて解説しなければ理解し辛い部分もあったかとは思いますが、人間の心というのは宇宙並みの奥深さを孕んでおり、なかなか一筋縄にその説明がいかない事も多いのです。

その当たりについても、今後更に踏み込んだ内容で解説していきますので、今回はこの自分を無能に感じ、嫌い憎むまでの原因やプロセスの概要をご理解していただければと思います。

とにかくこの記事で私が最も強く伝えたいことはこうです。

自分の無能さに落胆し、自分を嫌いになり憎いと感じてしまう人というのは、必要以上に自分を無能だと思い込み、また無能であることは無価値であるという幻想を信じ込み、責め立て、追い立ててしまっているということ。

本当は「無能」なんてものは存在せずそれは頭の中の思い込み、信じ込みでしかありません。

そしてその思考そのものが、それ相応の環境を引き寄せており、自分で作った蟻地獄に自分ではまって抜け出せなくなってしまっているのです。

その状況から抜け出す唯一に方法は「必要のない思い込みを捨て去り、認知のズレを限りなく埋め、自身にもつセルフイメージを理想の姿に書き換える」これしかありません。

あなたの内なるマインドに呼ばれて、あなたの元へと幸運はやってくるのです。

こちらの記事もご覧ください。⇒自分嫌いになる心理とその克服法


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