「会話が苦手だ・・・」という会話に対するコンプレックスを抱いていたり、自信がなくて悩んでいる男性というのは意外にも多いようです。
自身の会話に強い苦手意識を持って悩んでいる人がいる一方で、いつも巧みに人の心を掴んで話を盛り上げることができる人。
その両者には一体、どういう違いが存在しているのでしょうか。
男性の「会話力に自信がない」という心理背景にあるもの
普通に会話を楽しみたいだけなのに、「自分は会話が苦手だ」という意識が払拭しきれずに悩むのは非常に歯がゆいものがあります。
相手が同性、つまり男性相手での会話ですら、苦手で非常に苦手で億劫だと感じてしまうのであれば、会話そのものに対する根本的な苦手意識を感じさせる原因があるでしょうし、「同性との会話はそこそこ普通にできているが、異性(女性)相手になった途端急に話ができなくなる」ということであれば、その根本的な問題は、会話の中よりも、「女性」に対する認識、意識やコンプレックスの中に隠れているかもしれません。
“会話が苦手”に関する記事はこちらもご覧ください。↓
多くの女性にとって男性には自分をリードしてもらいたいという思いがあると思うのですが、会話中でもデート中でも男性が気まずそうにオドオドしていたら「頼りない、つまらない」などと感じさせてしまいます。
女性からしてみたら、確かに「話がうまくて面白い男性が好き」という人は少なくありません。
その認識があるからこそ余計なプレッシャーを感じて「会話が苦手」と感じてしまっている男性もいるでしょう。
しかしその反面で、「なんだか口もうまくないし大して面白くはないけど、、」といったような男性特有の不器用さに女性が惹かれることも事実です。
同じ女性といえど、男性に対して「話が上手な人は面白くはあるけれど、なんだか軟派そうで恋愛対象には出来ない」とか「無口で不器用だけど、そんな寡黙そうなところが好き」という様々な意見があります。
確かに口が上手くて話しが面白い男性は、女性からモテます。
でも無口な男性がモテないかといえば決してそうでもありません。
なぜこのような話をしたのかと言えば、女性との会話が苦手と悩む男性は
- 極端に女性という生き物をお高く見ている
- 必要以上にカッコつけている(良く見られたいという願望が強いor悪く思われたくないという願望が強い、自分のネガティブな面を隠そうとしている)
という性質が強い傾向があります。
本質的には同じことなのですが、分かりやすいように違う言葉で表現してみました。
女性が真に男性に求めるもの。それは本当の意味では、優秀な子孫を残したい欲求という本能レベルから考えると
会話が上手とか苦手の部分は本質ではありません。
確かに会話がしていて面白い人と一緒にいれば楽しいには違いありあせんし
会話が上手⇒世渡り上手⇒出世好する⇒優秀な遺伝子を残せるし、安心して家族と暮らせる
女性は本能的に、男性からこんなことを無意識で感じるかもしれません。
ですが会話が上手とか苦手とかは、女性が本能から求める本質には直接的に関係がないので、もっと気楽に考えてみます。
例えば「必要以上に気負いすぎて女性との会話が苦手になっいる」ことが問題だとすれば、囚われの心からどんどん思考は鈍り、言葉も出てこず気まずい思いに表情を曇らせ、その空気感がなんとも堪えがたいものになってしまい、女性との会話の苦手意識を増幅させることになります。
この記事は特別に恋愛向けの記事ではありませんが、女性との会話が苦手と悩む男性にとって、男性が本能的にもつ「多くの女性に気に入られたい」つまり「モテたい」というような欲求が奥底の心理でネックになっていう可能性がある、ということを理解して頂きたく思います。
異性への苦手意識の払拭
では異性との会話の苦手意識をもつ男性が、それを払拭するにはどうしたらいいのでしょうか。
面白いことを言おうにも、無理すると滑って冷えた空気にもなり兼ねませんし、不器用な男も悪くないと言ったって話ができないものはできないじゃないかと思われるかもしれません。
ここで女性との会話が苦手な男性にとって必要な気持ちの持ち方を1つ述べます。
それは「上手に会話しようとすることは一旦諦める」ということです。
恐らく、ネットで自分の悩みを検索してこの記事を読んでいるほど「女性との会話」への苦手意識が累積してしまっている段階で、 にっちもさっちもいかなくなってしまっているのではないでしょうか。
そこで変に気張っても、悪循環になってしまいます。
だから一旦は諦めてみて下さい。あくまでも「一旦」です。
最終的には「女性と楽しく会話できるようになるため」という目的のために一旦諦めるだけというのなら悪くはないでしょう。
そこであなたに必要な意識は、「それで何か」ぐらいの図太い気持ちです。
恐らく、会話が苦手だということに悩んでいる男性にとって足りないのはその図太い気持ちなのではないでしょうか。
この図太さがないからこそ、「嫌われてしまったらどうしよう」「ダサい、面白くない、つまらないと思われたらどうしよう」と弱気になってしまい、面白い話どころかまともに会話すらできなくなってしまいます。
プラス、女性からしてみたらその「自身の精神状態の決定権」が男性自身にまるでなく、その揺らぎの要因は自分が握っているかのようにように思われた時点で、その男性に魅力を感じなくなります。
そう思われると、よほど心優しい女性か、少なくとも特別あなたに好意を持っている女性でもない限り、急に反応が冷たくなったりしますから、余計に話ずらい空気感になってしまいます。
逆に会話なんか下手で不器用でも、それを自分で引け目を感じることのないほど図太さがあれば、自分の心は落ち着いており、心に肝が据わるため、特別面白い話はできなくても、「まともに普通な会話」ぐらいはできます。
図太さとは、自信に裏打ちされたようなもだと思います。自信があれば、人間いい意味では図太くなれます。
どうすれば自信を持つことができるようになるのか?それはやはり
自分の価値を高めて、その自負を持つことができれば、魅力的になるだけではなく心の余裕、自信も生まれます
ぶっちゃけてしまえば、最終的な根本解決はここしかないかなとは思います。
自分の価値を高めていくその中で「普通に会話ができた」という経験を積むことによって会話への苦手意識は払拭され、面白い話やウケるポイント、タイミング、言葉の使い方は自然と身についてくると思います。
例えば会話が上手ではなくても、自分の価値を自負し、魅力を理解していれば「自分は話は苦手だけれど、それ以上の価値と魅力がある」というオーラを出すことができますし、その自信に裏打ちされた図太い気持ちがあれば、相手はそれを感じ取ってくれるものです。
女性(女性に限らずですが)は男性のそういう肝の据わったところは魅力的ですし、あなたの本来の“価値”と“会話が苦手”というギャップが相まってチャームポイントとなり余計に素敵な存在に見えたりすることもあります。
“会話が苦手”を逆手に取った“自分の見せ方”として考えることも有効です。
ということなので、会話が苦手な男性に持ってほしい1番重要な意識は、日頃から、会話をするシーンになるであろう直前、または会話中において、言葉につまったり、話が盛り上がらなかったり、話題が尽きて沈黙になって、自身の心の中で恐怖や不安が幅を利かせてこようとしたときに「それがどうした」ぐらいの「図太い気持ち」を思い出してみることです。
いずれにしても、変に強がったり弱みを隠そうとするよりも、自分のそのままの存在である「パーソナリティ」を自分が受け入れて出した方が、無駄で余計なプレッシャーや気負いがなくなって会話する上での自分の心にのしかかる負荷が取れて楽になるばかりでなく、相手も自分に対して好感を抱いてくれるものです。
必要なのは適切な考え方1つ
ある面から見れば、会話の苦手意識克服には「度胸が必要だ」という見方も間違いではないと思います。
または、異性との会話をスムーズなものにし、かつ楽しめている男性を見て「あいつ心の余裕があってはいいなぁ」なんて考えるかもしれません。
しかし、上手に会話をしている彼らにとってみれば、いい意味で「会話なんてなんでもない」のです。
確かに、実際心はいっぱいいっぱいで、自信はないけれど、辛うじてそのようには見えないように気張っている人達もいます。
でもそれでは、心に余裕をもって会話を楽しんでいるとは言えません。
人間誰しも心に余裕がないときだってありますし、時には余裕を見せようとする努力が必要なときもあるかもしれません。
特に異性である女性との会話が苦手ということで悩んでいる男性にとって必要な考え方とは、
「男だろうが女だろうが、皆自分と同じ『人間』である」という認識です。
最初の章で、会話が苦手な男性は「女性に対して気負いすぎる」ということを述べました。
「気負いすぎるから緊張してまともに話せない」というのが本音ではないでしょうか。
相手が女性でもなんでも、自分と同じように自分がもつものと同じ「細胞からなる肉体をまとった人間である」なのです。
あなたがそう望むように、相手だって「愛情を求めて、幸福になりたい」という根源の欲求は誰しも変わりません。
つまり何が言いたいかというと、これは男女限らずですが「会話が苦手」と悩む人は、
「自分がいかに愛されるか」「自分がいかに悪く思われ、嫌われやしないか」「自分がいかに幸福になるか」という相手からの自分にたいする評価と、それによって自分の幸福度を測れるモノサシのパロメータ、そのことにしか自分の頭にないのです。
言い方を変えれば、「いかに相手を肯定し、愛し、幸福にするか」ということを考えない「自分勝手な人」という言い方もできます。
これでは会話している相手も「楽しくない」と感じ会話が盛り上がらないのは当然でしょう。
そんなことを幾度となく経験していく内に、「自分は会話が苦手だ」というセルフイメージが作られ、日を追うごとにそれはみるみる強化されていき、会話ができない自分から抜け出せなくなっていきます。
こういう人の場合、会話における会話の小手先のテクニックなどいくら学んだところで、自分のものにできませんし、使いこなせないのです。
だからまずは会話が苦手だと悩む男性にとって重要な第一ステップは、今述べたように、あなたの対人関係、すなわち目の前の人に対する考え方を変えなければなりません。
それはつまり、自分の考え方を変えることですから、自分自身を変えることに他なりません。
「自分が変われば、世界が変わる」というのは普遍的事実です。
会小手先のテクニックは今は必要ありませんが、何の実践法もお伝えしないのでは物足りなく感じられるでしょうから、ここで最もシンプルかつ、いつ何どきでも、相手が誰であろうといつまでも使える会話をする上で大事な実践法をお伝えしておきます。
- 徹底的にリラックスする(日常からリラックスして生活するクセをつけておきましょう)
- 相手と呼吸のペースと調和させるイメージを持つ
- 目を見るときは相手の眉間を見る
この3つのことだけを徹底的に実践するだけで、自然と会話ができるようになってきます。
小手先のテクニックを学ぶのは、上に挙げたことを呼吸するのと同じように当たり前にできるようになって、会話がある程度楽しめるほどの余裕が出てきてからでいいのです。
「普通に会話が楽しめる」という基礎ができていなければ応用テクニックは使いこなせませんし、逆にいうと基礎がしっかりしていれば、応用テクニックなど勝手に身に付いてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
会話なんて実はなんでもないのです。
特に異性に対しては特別視してしまって、小難しく考えるからうまくいかなくなるのです。
ここで、会話が苦手な男性が変えるべき考え方のポイントをおさらいしておきましょう。
- 人は皆、男性も女性も同じ細胞からなる体を持った、自分と同じ人間である
- あなたがそう望むように、皆人から、存在を受け入れられて、愛されて幸福になりたいと願っている
- あなたは少なくとも相手の存在を肯定し受け入れて、愛も幸福も与えることができる
自分ばかり見てないで、しっかりと「人を見ましょう」ということですね。
また会話時に意識すべき実践のポイントは、
- 徹底的にリラックスする
- 相手と呼吸のペースと調和させるイメージを持つ
- 目を見るときは相手の眉間を見る
こうして挙げてみると、物足りなく感じる程、シンプルな内容なのですが、実際「会話をする」ということはそれだけ「何でもない」たわいのないことなのです。
それを小難しく複雑に考えて、会話を「難しいもの」にしてしまっている、というのが『会話が苦手』な男性が作ってしまっている認識であるのではないかと感じます。
こちらの記事もご覧ください。↓